TonographをMac App Storeで発売しました
Noopが開発するmacOS用のタブ譜エディタ「Tonograph」がMac App Storeの審査を通過し、9月24日から販売を始めました。書いた譜面を自分で組んだペダルボードの音で再生できるアプリです。価格は¥4,000(日本)の買い切りです。
Noopが自社プロダクトとして開発しているmacOS用のタブ譜エディタTonographがMac App Storeの審査を通過し、9月24日から販売を始めました。
Tonographはギターやベースを弾く人のためのタブ譜エディタです。タブ譜を書くだけでなく、書いた譜面をエフェクターを並べたペダルボードに通して再生できるので、実際に弾いたときに近い音でフレーズを確かめられます。この記事ではバージョン1.0.0の主な機能を画面とあわせて紹介します。
キーボードだけで素早く書ける

フレットは数字キーで入力し、矢印キーで拍や弦を移動します。音価は「+」「-」キーで長くしたり短くしたりでき、ハンマリングやスライド、パームミュートといった奏法も1文字のキーで付けられます。どの操作もUndo / Redoで取り消せるので、試しながら書き進められます。
複数のトラックとボイスを扱えて、タブ譜と五線譜を並べて表示します。ギターとベースに加えて、大譜表のピアノやドラムのトラックも書けます。小節の音価の合計が拍子に対して足りないときや多すぎるときは画面上に常に表示され、足りない分を休符で埋めることもできます。
自分で組んだペダルボードで鳴らす

多くの楽譜作成ソフトは決まった音源で再生するため、書いたフレーズを自分のギターの音で確かめることはできません。Tonographでは再生音がResonance Engineを通ります。コンプレッサー・オーバードライブ・ディストーション・アンプ・キャビネット・ディレイ・リバーブなど10カテゴリ・23機種のエフェクターを用意しており、ドラッグで並べ替えたり、1台ずつオン・オフしたり、組み合わせをプリセットとして保存したりできます。トラックごとに別のボードを割り当てることもできます。
音源はすべてアプリの中で合成しているので、サンプル音源のダウンロードや外部プラグインの準備は要りません。パームミュートやデッドノート、ハーモニクスといった奏法は音量だけでなく音色そのものを変えます。トラックごとのミキサーでは音量・パン・ミュート・ソロを調整できます。
指板・鍵盤・ドラムパッドで確かめる

画面下部のバーチャル指板では再生に合わせて押さえる位置が光り、指板をクリックして音符を置くこともできます。チューニングは自由に設定できます。

ピアノのトラックでは鍵盤が、ドラムのトラックではパッドが同じように光ります。ドラムパッドはよく使うものを前に並べるよう自分で選べます。
.gpファイルを読み書きする

Guitar Pro 7 / 8形式の.gpファイルを開いて編集し、.gp形式で書き出せます。.gpで表現できない要素があるときは書き出す前に一覧で示すので、何が失われるかを確かめてから保存できます。Guitar Pro 6以前で保存したファイル(.gp3・.gp4・.gp5・.gpx)は、Guitar Pro 8で.gp形式に保存し直すと開けるようになります。
PDFと印刷

譜面はA4またはLetterサイズのPDFに書き出せます。ベクター形式なので拡大しても線や文字が粗くなりません。余白・倍率・ヘッダ・ページ番号を指定でき、アプリから直接印刷することもできます。
AIと一緒に譜面を書く
TonographはMCP(Model Context Protocol)に対応しています。Claude DesktopなどのAIアシスタントを接続すると、AIがいま開いている譜面を読み取って編集できます。読み取り・編集・取り消しなど24種類の操作に対応しており、AIは指定した小節の譜面を画像として受け取れるので、自分で書いた結果を見て確かめることもできます。

AIによる変更は自分で行った編集と同じ履歴に入るので、⌘Zで取り消せます。承認モードをオンにすると、AIが譜面を変える前に変更内容が表示され、承認したものだけが反映されます。MCPサーバーは初期設定ではオフで、有効にしてもこのMacの中からの接続しか受け付けません。
価格と動作環境
- 価格 — ¥4,000(日本)の買い切りです。サブスクリプションもアプリ内課金もありません。ほかの国や地域ではApp Storeの地域別価格になります
- 動作環境 — macOS 12.0(Monterey)以降。Apple Silicon / Intel両対応
- 表示言語 — 日本語・英語・スペイン語・ポルトガル語・簡体字中国語の5言語。ライト / ダークの両方に対応し、macOSの外観設定に合わせて切り替わります
- プライバシー — アカウント登録は不要で、インターネットに接続していなくてもすべての機能を使えます。利用者や譜面に関する情報は一切収集しません
- 同梱曲 — 書き下ろしの「Scarlet Engine」「Rosewood Letters」と、フランシスコ・タレガ作曲の「Lágrima」(パブリックドメイン)の3曲を収録しています
アップデートはMac App Storeを通じてお届けします。Windows版もMicrosoft Storeでの公開に向けて準備を進めています。製品の詳しい情報はtonograph.appで、開発の背景はCASE: Tonographでご覧いただけます。
Guitar ProはArobas Musicの商標です。TonographはArobas Musicと提携しておらず、承認も受けていません。
macOS用のタブ譜エディタです。.gpファイルを読み書きでき、書いた譜面を自分で組んだペダルボードの音で再生できます。
日本のMac App Storeでは¥4,000の買い切りです。サブスクリプションもアプリ内課金もありません。
2026年9月24日にMac App Storeで販売を始めました。Windows版はMicrosoft Storeでの公開に向けて準備を進めています。